草木の特徴
レッドロビン(ベニカナメモチ)
高さ | 約1.2m~1.3m |
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剪定時期 | 3月/6月/10月 |
肥料の時期 | 2月 |
花が咲く時期 | 4~6月 |
適切な剪定時期
レッドロビンは生長が早い特徴があるので、剪定は毎年3回行うことが基本です。3回は大変という場合でも、最低でも年に2回は行うようにしましょう。1回で済まそうとすると、どうしても刈る量が多くなるので、木が枯れてしまう原因にもなるのです。
3回行う場合の適した時期は、まず3月に行い、次に剪定するのは葉が緑に代わる6月と、生長が著しい時期が過ぎた10月です。このように3度に分けて剪定を行うことで、花や赤く美しい葉を楽しむことができます。
肥料について
レッドロビンへの施肥は2月頃が適切です。種類としては油かすなどの有機的なものや緩効性肥料をおすすめします。施肥をおこたると葉の色が良くならないので注意が必要です。
花の咲く時期
レッドロビンは葉が赤く美しいことで知られていますが、4~6月は花も楽しむことができる植物です。花は小さめですが、5枚の白い花弁があって密集して咲くので全体として愛らしい印象を持つ人が多いでしょう。
しかし実際には、レッドロビンは生長が早い特徴があることから刈り込みが頻繁に行われるので、花は咲く前に刈り取られてしまいがちです。そのため、レッドロビンの花を観賞したことがある人はあまりいないのが実情です。
剪定方法について
レッドロビンの剪定は年に3回が理想ですが、3回とも同じように剪定すれば良いわけではありません。生長の速度は季節によって変わるので、状態を見ながら剪定することが大切なのです。3月頃に行う剪定の目的は、シルエットを悪くする無駄に伸びた枝葉を落とすことと、夏に向かって生長することを見越して間引きし、通風を良くすることです。ただし、生長が早いからと言ってこのとき刈り過ぎると、全体がスカスカになって生垣の機能を果たせなくなるので、ほどほどが重要です。
2回目の剪定は6月頃で、伸び過ぎた枝を落とすことと、新芽を出させることを目的に行います。花を楽しみたい場合は花芽を残すように丁寧に剪定します。3回目の剪定を行うのは9~10月です。この時期に剪定しておくことで、寒くなってから葉が真っ赤になるレッドロビンならではの魅力を楽しむことができます。