草木の特徴
サザンカ(生垣)
高さ | 約0.5m~1m |
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剪定時期 | 8月/9月 |
肥料の時期 | 2~3月 |
花が咲く時期 | 10~2月 |
適切な剪定時期
生垣のサザンカの剪定は、3月頃と9月頃の年2回が基本です。サザンカは秋から冬にかけて花が咲くので、花が咲き終わった3月と、花が咲く前の9月と覚えておくと良いでしょう。9月は花の季節の前なので花芽を切らないように注意してください。
ゼロから生垣を作る場合や、管理されていなかった生垣をケアする場合、まず樹形を整えることを意識しましょう。また、大きく剪定すると次のシーズンは花が咲かないので、生垣づくりした初年度や大きく剪定した年は、花はあきらめて、翌年を待つ必要があります。
肥料について
地植えのサザンカに肥料をやる時期は、2月~3月上旬がおすすめです。粒状肥料を面積1㎡に対して150g、土に混ぜて与えると良いでしょう。鉢植えであれば、用土1Lに対して粒状肥料5gを混ぜて、土の上面にまいてください。
花の咲く時期
サザンカの花は晩秋から初冬(10~12月)に咲くことが多く、季節としてはツバキと共通しています。ただし、ツバキは花が終わる際に花弁全体が落ちますが、サザンカは花弁が1枚ずつ散っていく特徴を持っています。また、ツバキよりもサザンカの方が寒さに弱い傾向が見られます。
剪定方法について
透かし
透かし剪定の目的は、枝や葉が密集しすぎて日当たりと通風が悪くならないようにすることです。そのため、密度が高い部分や伸びすぎた部分を意識的に落としていきます。適切な透かしができると、樹形を整えながら生長を助けることができますし、病害虫による害の予防にもなります。
刈り込み
刈り込み剪定は樹形や樹高を整えることを目的に行います。道具としては刈り込みバサミを使うことが一般的です。
切り戻し
枝を根元から切らず、1/3~1/2程度切って上部に育ちすぎないように、樹形を整えます。あまり切り詰めると切った枝から新しい枝が出て、全体の形状が整わなくなることもあるので経験も必要です。