草木の特徴
ツツジ
高さ | 約3m~4m |
---|---|
剪定時期 | 5~6月 |
肥料の時期 | 2~5月 |
花が咲く時期 | 4~5月 |
適切な剪定時期
ツツジの剪定は5~6月がおすすめです。ツツジは4~5月に花が咲きますし、6月の中盤から翌年の花となる花芽が育ち始めます。花芽がつく夏以降に剪定をすると、結果的に花芽も落としてしまうので、翌年に花を楽しむことができません。そのため、花が咲き終わったあとで、新芽がつく前の時期である5~6月が剪定に適しているのです。
肥料について
ツツジの施肥は年に3回が基本で、時期としては1月、5~6月中頃まで、9月後半がおすすめです。1月の施肥は、「寒肥(かんごえ)」とも呼ばれており、春に向けて冬を越す栄養になりますし、新芽や花芽の生長も助けます。ツツジは1月には休眠しているので、この時期に養分が取り込まれることで、1年を過ごしやすくなるのです。
5月~6月中頃に与える肥料は、開花に使ったエネルギーを補い、その先を過ごすことに役立ちます。9月の施肥は株自体の生長を助けて、木としての充実を促します。
花の咲く時期
ツツジは4月の中頃から咲き始めるので、ゴールデンウイーク中に外出した際に見かけることも多いでしょう。この時期にはツツジに関連したイベントも多数行われます。ツツジは江戸時代にはすでに鑑賞されていたそうなので、歴史的にも長く親しまれている花です。
剪定方法について
ツツジは放置すると3~4mにも大きくなりますが、あまり樹高が上がると花は楽しみにくくなります。そのため1~1.5m程度に抑えるように剪定を行う必要があります。
刈り込み剪定
ツツジを剪定する際には、下から上に向かっていくように心掛ける必要があります。上に向かって生長する樹木なので、下側は軽めに刈りながら、頂部を丸く仕立てていくと美しくなります。密度が下がりすぎると貧相に見えるので、刈り込み過ぎないように対応します。
間引き剪定
先に全体のシルエットをある程度整えてから、間引き剪定(透かし剪定)で密集した部分を刈りこみます。枝葉が集中した部分は陽が当たらないので不健康になりますし、病害虫被害の原因にもなります。そのため、風が通るように意識しながら間引きを進めていきます。
切り戻し剪定
ツツジに対する切り戻し剪定は、ツツジ事態に負荷を与えますし、それなりの手間もかかるので、数年に1回程度行ってください。作業としては、樹木としての生長を調整するために、枝の中央から1/3程度を切るように進めていきます。
また、芽がついた枝を落とさないことや、芽から10~20ミリ程度上で切ることなどに気をつけると、全体の健康を維持しやすいですし、適切な生長も促進できます。