草木の特徴
サルスベリ
高さ | 約2m~10m |
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剪定時期 | 8月 |
肥料の時期 | 1~2月/9月 |
花が咲く時期 | 7~10月 |
適切な剪定時期
サルスベリの初夏に開花する品種であれば、剪定は年間で1回、8月の前半から中盤に行うと良いでしょう。花が咲いていた枝に対して、2~3節目で剪定すると、もう一度開花を楽しむことができます。さらに、枝自体も増えるので、花の数も増えて、より見事な状態を味わうことができるでしょう。ただしこの剪定は遅咲きの品種ではできません。
肥料について
サルスベリへの施肥は2月頃と9月頃、年2回がおすすめです。その際、固形肥料を株元に埋め込んで与えてください。植え替えや植え付けのタイミングでの施肥なら、緩効性化成肥料か有機質の肥料を使った方が良いでしょう。
1年以下の地植えなら、土の表面が乾いていたら、たっぷり水を与えてください。夏の暑い時期に水分が不足するとせっかくの花が十分に楽しめないこともあります。鉢植えの場合でも、土の表面が乾いていることが水やりのサインです。1年を超えて地植えしている場合は自然の降雨に任せて良いでしょう。
花の咲く時期
サルスベリは6月頃から咲き始めることが多く、9月の末、または10月前半と秋の気配が見えるころまで花が次々と咲き続ける特徴を持っています。この期間の長さから、漢字では「百日紅」と表記されるのです。サルスベリの花は美しい白や赤、ピンクで、小ぶりな花が房のように連なって咲くので、遠くから見ても近くで見ても花の美しさを楽しむことができます。
剪定方法について
サルスベリの剪定は、葉が落ちる時期に行うのが適切で、3月くらいまでに完了するのが理想的です。春や夏、秋に剪定をすると花芽を落としてしまうことになるので、せっかく開花が長いサルスベリの魅力が楽しめません。このように剪定できる時期が短いこともあって、強剪定になることが多いのがサルスベリの特徴でもあります。ただし、樹形にこだわりが無ければ、自然の生長を活かして軽めの剪定で済ます手もあります。サルスベリは自然樹形が良いという人もいますから、好みに合わせた剪定方法を選ぶ必要があります。
剪定の要領としては風通しを良くすることを心がけて、病害虫から守ることも非常に大切です。