草木の特徴
春秋
マキ
高さ | 約10m~20m |
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剪定時期 | 5月/9~10月 |
肥料の時期 | 地植え:2月/鉢植え:3月 |
花が咲く時期 | 5~6月 |
適切な剪定時期
マキの木は寒さに弱いので、冬の剪定は好ましくありません。適した時期は2回あり、5月または9~10月がおすすめです。生長は遅い品種ですが、上に向かって多く伸びることを考慮しましょう。
肥料について
植え付ける際には、土と緩効性化成肥料を混合して使うことをおすすめします。その後の施肥は、毎年2月に有機質肥料か緩効性化成肥料を与えるようにしてください。
水やりに関しては、地植えで値が張っているようなら、雨水で足りるので日常は不要です。ただし、暑い時期に雨が降らず、乾燥が続くようであれば水を与えてください。
花の咲く時期
マキは葉が細く長く(幅10ミリ、長さ100~150ミリが一般的)、数多く茂ることから、外観的には松と混同されることが多い樹木です。5~6月に開花した後、丸い実が二つ、連なってできることもマキの木の特徴です。実の先端側は緑色で食べられませんが、根元側の赤い「花托(かたく)」と呼ばれる部分は食用にもなります。
剪定方法について
マキの剪定方法には、通風を目的とする透かし剪定と、外観を整える刈り込み剪定の2種類があります。
透かし剪定
透かし剪定はマキ以外の樹木にも使う方法で、枝葉が密集した部分を刈って風通しを良くするために行います。枝葉が折り重なるように多い部分を間引きすることで、病害虫の被害を防ぎやすくなりますし、生長も健全化できます。
刈り込み剪定
刈り込み剪定は樹木のシルエットを整えながら、外観を良くすることを目的として行います。マキの木であれば「玉散らし(枝葉を複数の丸い塊状に刈り込むスタイル)」にすることが多いですが、生垣として植えている場合は四角に刈り込むこともあります。
刈り込み剪定をした後に、状態が悪い葉や枯葉が残っていると、見た目が悪いうえに通風も妨いでしまうので、手作業で取り除きます。