草木の特徴
冬夏
ウメ
高さ | 約5m~10m |
---|---|
剪定時期 | 7~8月、11月~1月 |
肥料の時期 | 7月 |
花が咲く時期 | 3~5月 |
適切な剪定時期
ウメの剪定に適した時期は、7~8月と11~1月です。夏の剪定では樹形を整える意識で、小さな枝や内向きの枝を落とす程度にとどめることが大切です。
冬の剪定の目的は、主として実がつきやすくすることと古くなった枝を落とすことです。意識としては、樹形を整えるとともに、全体に陽が当たることや通風を良くすることを心がけながら剪定を進める必要があります。
肥料について
植え付け後間もない期間(2~3年程度)は冬の時期に乾燥鶏糞を1kgと、緩効性化成肥料を40g程度与えてください。成長している樹であれば、6月下旬ころに化成肥料を与え、冬は鶏糞が良いでしょう。
花の咲く時期
ウメの花の時期は3月中頃~5月初旬です。ただし、沖縄などの暖かいエリアでは比較的早く開花しますし、北海道など寒い地域では開花が遅れます。
剪定方法について
ウメの剪定で注意すべきなのは、全体で見て枝が混みあわないようにすることです。そのため、外芽の少し上で切るように意識しながら、内芽の上で切ることは避けた剪定を行います。枝が垂れるタイプのウメであれば、上向きの芽の少し上で切るようにして剪定を進めます。
樹形のコントロールは日当たりと通風を意識して、下が広がった円錐状にすることが基本です。細かい部分で重なりを作らないように、同じ方向に伸びた枝を切っていくようにします。また、車枝(1つのポイントから3方向に延びる枝)を作らないようにすることも重要です。さらに、太い枝を切る場合は、思い切って枝元から切り、切った面を癒合剤で保護することで菌の侵入や枯れを防止します。