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植木屋青庭

草木の特徴

イトヒバ

高さ 約3m~10m
剪定時期 7月、9月
肥料の時期 2月
花が咲く時期 4~5月

適切な剪定時期

イトヒバの剪定時期は夏から秋で、7月と9月の2回行うことをおすすめします。7月は春に出た新芽を生かしながら、通風を意識して無駄な枝葉を落としましょう。9月は夏に伸びた枝葉を落としていくように剪定することで、冬もきれいな樹形が楽しめます。常緑樹なので一年中緑を味わえますが、寒い時期に剪定をすると枝葉が枯れてくることがあるので、9月中には剪定を終わらせるように注意してください。

 

肥料について

イトヒバの施肥は2月が適しており、油かすをしっかり与えることをおすすめします。肥料が不足すると葉の数が減り、色も悪くなります。樹勢が弱いようなら9~10月にも肥料を与えてみましょう。

水やりは成木であれば基本は自然に任せ、日照りの時だけ与える程度で良いでしょう。ただし植え付けから2年経っていない樹は、細かく水やりするよう心がけてください。

 

花の咲く時期

イトヒバの花は4~5月に咲き、その後実も付けます。とはいえ、正直なところ花はあまり目立ちません。実も褐色に色づきますが、全体としてはやはり地味です。繁殖を考える場合は挿し木に頼ることがほとんどです。

 

剪定方法について

イトヒバは、全体としては上に向かって伸びる樹ですが、葉先が下に垂れる特徴を持っています。そのため、葉先が地面につかないように剪定を行います。葉先が地面に触れていると、土壌に生息する菌が侵入して、木にダメージを及ぼすことがありますので、注意が必要です。

またイトヒバは上に向かってどんどん伸びる特徴があり、放置すれば15メートルにもなります。あまり高くなると、まず適切な管理や剪定ができなくなります。また、周辺の住宅に迷惑をかける可能性も出てくるので高さの管理をしっかり行うことを心がけましょう。